トータスジュニアとトータスミドルからのお知らせ
4月3日は、気持ちのいい春の日でした 発達障害についてお医者様の公演があると知りさっそく出かけてみました 宇都宮市こども発達センターの所長さんと自閉症児親の会の会長様が挨拶され講話が始まりました。講師の筑波大学人間系障害科学域准教授の塩川宏郷先生は、以前自治医大の小児科に勤務されたこともあるそうです
テーマは、発達障がいってなぁに?~「おたがいさま」の社会を目指して~と柔らかなイメージを感じるものでした。
冒頭では、『さっそくですが、「発達障害」を知っていますか?』と質問形式で、自閉症の特性をわかりやすくご説明され、ADHDや学習障害と知的障害にもふれ、やや本で読んだことのある・・・知識のおさらいでもありました。
本題?に入ると・・・
少年鑑別所勤務時の特別な研究の内容に一変し、どんなふうに展開していくのか興味が湧きました。発達障害の子どもとそうでない子供の非行を犯す可能性について虐待や家庭問題から細かく調査された研究でした。結論は、意外に発達障害の少年は非行を犯しにくい!というもので、少し安心したような・・・それでも発達障害の子どもは心理的な虐待を多く受ける傾向があることも知り、人や社会の意識の低さも懸念され心が痛みました
先生がとある海外の国で発達障害の子どもを診察し、その子の世話役のメイドさんに診断名を伝えた際、『それが何か問題でも?・・』と、答えたそうです。ほんの少しの意識の違いなのでしょうか?先進国日本の社会もそうありたいと思います
最後に、現在の地域社会の現状と、「こんな地域社会はどうでしょう。」として・・・支援者と被支援者の境界をなくして障がい者が無理なく社会参加できる未来をイメージしましょう。
想像できない未来はない。としめられました。
医学的な研究は進んでいるものの、この発達障害の根本的な理解と解決策を見いだすのは、未だ難しいことがよくわかりました。
脳科学から研究を重ねた新しい療育に挑戦する様々な動きの中で
私たちトータスジュニアは発達障害のお子様の明るい未来のため
これからも学び成長し、貢献していきたいと改めて感じました。
貴重な研修の機会をありがとうございました